読書感想 THE WOLFMAN ウルフマン これは面白い
これは面白い。
夜更けに読む本としては最高。
映画 ウルフマンのノベライズ本です。
ノベライズとは、映画の脚本を小説にしたものです。
ジャンルは、モンスター小説。
題名どうり、ウルフマン、人狼の物語です。
19世紀末のイギリスが舞台。
惨殺された兄の死をきっかけに、生まれ故郷の村へ帰って来た主人公。
彼を待っていたのは、冷淡な父と兄の美しき婚約者だった。
さらに村では、複数の惨殺死体が発見され、人狼の存在が噂されていた。
前半の怪物が村人を襲う恐怖、後半の人狼と狼男、警官隊との戦い。
呪い、迷信、伝説
19世紀末の、まだ神秘が残っていた時代の雰囲気が、
この小説から感じられ、読んでてわくわくします。
元が映画の脚本ですから、文体がとても視覚的です。そして、
ノベライズといえど、手をぬいていなくて、
人物描写や19世紀のイギリスの村、ロンドンなどの情景も、
きちんと描かれています。
文庫本で約200ページ、大人も子供も楽しめる
モンスター エンターテイメント小説。
おすすめです。