しゅてんどうじ 絵本 おもしろいよ。
たかし よいち・文
那須 良輔 絵
あらすじ
あるむかし
豊後と筑後と肥後の国境のさとに、
こどもがうまれた。
秋の日の、あかね雲のようなはだの、
じょうぶな子だ。
子はみな、乳をもとめてなき、
母をこいしくてなく。
だが、この子は、酒をもとめてなき、
父をこいしてないた。
このしゅてんどうじ お酒を飲んでそだちます。
毎日、毎日 酒を飲みます。
飲むというより、親が飲ませています。
子供に酒を飲ませるなんて ヒャっハーですね。
ときがたち
村人たちは、あることに気がつきます
しゅてんどうじが もらすしょんべんが
さくもつを、ぬらすと、
さくもつが とてつもなく そだつことを。
国中のひとびとがきそってしゅてんどうじを
かりうけます。
しゅてんどうじは、国中に、しょんべんを、
まきます。
すると、やせた田んぼ、畑の作物は、
大きくたくさん実ります。
木々も、大きくそだちます。
村人 大感謝です。
あるとき、鬼があらわれて村人を襲っては、
食べてしまいます。
(進撃の巨人みたい)
しゅてんどうじは、ひさごをたずさえ、
国境の峠で鬼を待った。
この後、鬼が現れ、しゅてんどうじと酒の飲み比べを、
始めます。
さて どちらが勝つか、
どうなってしまうのか。
しゅてんどうじは、鬼を退治できるのか。
酒呑童子というと、こちらが有名ですね。
でもこの絵本は、こちらのの伝承がもとになっています。
古い絵本なので、本屋さんにはおいてないかもしれません。
図書館で借りた方がいいかも。
今、こんな本を出版したらネットメディアが大騒ぎでしょうね。笑
(子供がお酒を飲むなんて、けしからん)
私は、このお話 大好きです。