本
新しい本を買った。
夏草冬濤 (なつぐさふゆなみ)
井上靖 著
1923年頃の静岡県、三島、沼津を舞台とした、
中学三年生、洪作の物語。
お気に入りの本。
子供の頃に読んだことがある。
実はこの本、もう持っている。
本棚に置いてある。
その本は、日焼けで変色していて、埃だらけ。
ページをめくると埃が舞う。
読みにくい。
だから新しく買いなおした。
子供の頃に読んだ本。
同じ本をまた買う。
なんだかお金がもったいない気がする。
だけど面白い本は、何度でも読みたい。
持っていた本は、単行本。
新しく買った本は、文庫本。
中身は一緒。
読みやすくなった。
文庫本は、立っても、座っても、寝っ転がっても、読める。
そんなところが気に入っている。